秋を見つけに

 晴天に恵まれた運動会も皆様のご協力のおかげをもちまして無事に終えることができました。『できっこないをやらなくちゃ』がテーマの運動会を終えた子どもたちは自信に満ち溢れています。できることが増えた喜びもありますが、なによりもその子自身の物事への意欲や自分以外の人との関わりあいが広がったことに成長を感じます。それぞれのご家庭でも十分に子どもたちの話を聞いてほめてあげたのでしょう。周りの人から認められたうれしさがこちらにも伝わってきます。
 このように大きな行事を終えた園ですが、戸外の遊びが気持ちいい季節になり、園外へでかける機会が増えて参りました。戸外は暑かった夏の反動で一気に秋の到来を感じ、特に公園では、たくさんの落ち葉や木の実を探しては見つけて持ち帰っています。ご家庭で公園へでかけた際には気づかないものも、友だちと同じ目線で外を歩くとさまざまな発見があるようで、競って秋みつけを楽しんでいます。
 そんな園外の一日、公園でリレーを行った際、年長児と年少児がペアになって手をつないでリレーを始めました。そこに三人で手をつないで上手に歩調を合わせて年少児二人と走っている年長児が目に留まりました。Rちゃんです。ペアの一人は昨日入園したばかりの年少児Mちゃん。知り合いだったのか入園してきたその日も、年少クラスになんども足を運んでMちゃんの様子をうかがってくれました。不安そうだったMちゃんでしたが、担任やRちゃんの働きかけでクラスにも徐々になじんでくれました。まだ入園して二日目のその日のリレーで、うれしそうにRちゃんと同じクラスのAちゃんと走っている姿に、ほのぼのとした空気が流れました。Mちゃんにとって環境の変化は大きかったかと思いますが、先生や周りのお友だち、年上のお姉さんによって少しずつ環境の変化にも対応できることでしょう。
 実り多い10月のこの季節を、子どもたち自身の力で気持ちよく遊び込み、それぞれが育ちあえるように、様々な工夫をして取り組んでいきたいと思います。
【結城 由里子】(平成30年10月)

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