協 同

 早いもので、学年末を迎えました。
 子どもたちは、もうすっかり慣れ親しんだクラスのお友だちや先生と、それぞれが思い思いの遊びを行っています。どの学年の子どもたちも堂々となり、自信にあふれた表情が目にうつります。 
また、冬休み中の絵画展では、子どもたちの個性あふれる絵画や制作に、多くの方が園へ来られました。歌声発表会では、身体を使って大きな声で歌う子どもたちをお家の方が食い入るように見つめ、たくさんの拍手をいただき、天井が高く広い会場のホルトホールが、狭く感じられるほどの熱気に包まれていました。そのほかにも、年明けに年長児による茶道教室の集大成としてお茶会も開きましたが、和やかな空気感の中で、子どもたちとご家族の息ぴったりな間合いの取り方に、皆が笑顔になりました。
 禅の言葉に「啐啄同時(そったくどうじ)」とありますが、まさにその通りで、あらゆる場面でこの状況が見受けられます。鳥のヒナが卵から生まれ出ようと殻の中から殻をつついた音を聞き、親鳥がすかさず外からついばんで殻を破る手助けをする、その様と今の子どもたちとご家族の関係が相重なるのです。
残り少ない3学期ですが、子どもたちを中心に、「やってみたい!」と言った時にそのタイミングを逃すことのないよう、保育者とご家族と協同の力で過ごしていくよう努めてまいります。
【理事長 結城 由里子】(令和6年2月)

この記事を書いた人

目次