運動会に向かって

 例年にない暑さに見舞われた7月、8月。夏休みのお預かり保育では、気温が40度近いという今までに経験したことのない暑さで、外でたくさん遊びたい子どもたちと、戸外遊びを十分にしてもらいたい私たちにとって、もどかしい夏でした。しかしながらさすがにお彼岸を迎えようとしている最近は、秋の気配を感じさせてくれるような天候で、子どもたちは元気に登園して、お友だちや先生と夏休みの思い出に話が弾み、笑顔いっぱいの新学期を迎えています。
 2学期はたくさんの行事があり、子どもたちにとって大きく成長を遂げる学期であると思います。とりわけ目にみえて成長を感じることができる運動会が、あと2週間後に迫ってまいりました。
 初めてリレーを経験する年中児は、リレーが大好きな子どもが中心となり、手には汗とバトンを握りしめて朝から練習を始めています。するとまるで磁石のように他の子どもたちもそこに集まり、クラス一体となって声援が始まり、その声に触発されて、気持ちも盛り上がります。ご存知の通りリレーはチームワークが大切で、足が速いだけではなく、バトンの渡し方や受け取り方など、相手あっての競技となります。一生懸命練習していますが、練習の時はうまくいった子どもも、大勢の人の前では緊張していつものように体が動かないこともあるかもしれません。しかし、子どもたちが友だちと一体となってやり遂げた表情や、転んでも起き上がりがんばろうとする気持ちは、ご家族の方が十分感じ取れることと思います。心と体が連動して、やった!できた!がんばった!また体をうごかしたい!という気持ちになってもらえたら、運動会の意図は達成できたことになります。小学校になれば、親子で競技ができる運動会はほとんどなくなります。幼稚園という今の時期に子どもたちと同じ空気を共有し、感動をわかちあっていただければ、園としてうれしい限りです。子どもたちを大きな声援で包み込み、さらにはご家庭の皆様自身も十分楽しまれてください。童心に帰って。
【結城 由里子】(平成30年9月)

この記事を書いた人

目次