彼方 ~その先にあるもの~
| 平昌オリンピックも終わりが近づき、日本選手の毎日のメダルラッシュが、明るいニュースとして日々を楽しませてくれます。1つ1つのメダルに様々な選手の物語があり、結果だけではなく、そのメダルに関わりをもった人々の人間模様が、報道によってより一層の味わいをもたらせてくれます。 私も高校生の頃、スピードスケートショートトラックの競技をしていましたので、スケートの報道になると、とても興味深く観戦をしています。スピードスケートで、3人一組で争うパシュートという競技があります。日本チームは一人一人の選手の能力はオランダなどの選手に比べてかなり低いのですが、持ち前のチームワークと技術力で、今シーズンは世界記録を連発しています。夏のオリンピックの400メートルリレーも、同様な事が起きています。 日本人の持つポテンシャルは、身体的なものとは別に、精神的な特別なものが存在するといつも考えます。内面の持つ強さは恐らく世界ナンバーワンだと思います。それは日本にはその地方によって様々な四季や文化が有り、その中に個ではない全での教育が行われているからではないでしょうか。運動会や歌声・生活発表会、日々のグループ活動等、日常で当たり前のことが、幼児教育の中で全体(社会)として行われています。その結果、人に対する思いやりや優しさ、共有することの尊さなど言葉にならない程のものが、ほぼ3歳児から5歳児位までに身についています。子育てをする保護者の皆様が一番に感じる所だと思います。 卒園・修了式を間近に控え、残すところは、生活発表会という大きな行事があります。全体で行う様々なかかわりが子どもたちの成長をより大きなものとし、内面に育つものが、遙か彼方のまだ見ない世界へと備わっていきます。 今年度もあとわずかですが、これから子どもの将来を考える時に、一人一人の子どもたちの、その先を見据えながら教育を行っていきたいものであります。 |
| 【園長 結城 文宏】(平成30年3月) |
