新年の抱負として

 冬休みも終わり、三学期が始まりました。始業式から元気よく登園してきた子どもたちですが、日が経つにつれて欠席する子どもが少しずつですが、ちらほらと増えてきました。急激に気温が下がったことによる、インフルエンザや喉からくる風邪が原因です。毎日の各部屋の消毒に加えて、子どもたちに注意喚起の声掛けをしました。
「ご飯をたくさん食べて、夜は早く寝るようにしましょう」と伝えると、間髪を入れずに「歯磨きも!」と真っ白な歯をのぞかせて応えてくれたY君。幼稚園での食後の歯磨きと家庭での習慣で、Y君にとって歯磨きは生活の中にすっかり溶け込んでいることがわかります。ご家庭では、夜休む前に歯磨きの習慣をつけるべく、根気よく声掛けをしてきたのだと思います。
 習慣と言えば、この冬休みに東京に行った際、レストランで食事をした時のことです。隣に座る若いご夫婦が静かにワインを傾けています。驚いたことに傍らには1歳をやっと過ぎたころの子どもさんがマイチェアーに座っておとなしく食事をしています。カジュアルなイタリアンレストランとはいえ、たくさんのお客がいる中で大声もあげずにシズカに食事をする姿に感心して、思わず声をかけました。すると、若いご夫婦は「預ける人がいませんので、ずっとこうして連れてきています。でも長くはいられませんけど」とにこやかに語ってくれました。さすがに都会の家庭だと納得するとともに、今の生活事情を物語っていると時代の移り変わりを感じました。社会に適応すべく、お互いに心地よい空間を共有するために、習慣化した食事の形なのでしょう。
 この習慣というものを、自分自身に置き換えて、良い習慣を今更ながら身につけようと新年早々に目標を立てました。恥ずかしながら、未だに輪ゴムでくくったままの年賀状の整理や、部屋の隅で埃をかぶっている文庫本の整理を遅ればせながら片づけている私自身の今年の目標は、「今やることを後回しにしない」ということです。
 新しい年を迎え、子どもたちにとってより一層居心地の良い幼稚園づくりができるように、教職員一同とともに見直して行きたいと思うところです。 本年もよろしくお願いいたします。
【結城 由里子】(平成30年1月)

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